コードバンの表面処理について
友人のシガーロングです。綺麗なシワが入りツヤツヤですが、実は年末に大トラブルがあって当時は見るも無残な状態でした。。。
「オールデンニューヨークから届いてまだ履かずに大事にしていたシガーロング、ようやくおろそうと思って履いてみたら、シワのところからこんな感じで透明なフィルムみたいなのが剥がれてくるんだけど。。。これ、どうしたらいいの?!」
泣きそうなぐらい困ってしまったようでしたが、とはいえ2度ホーウィンを訪問した経験から、特に表面処理などはしなくても、元々艶のないコードバンが磨くだけでツヤツヤになっていましたので、クリームを塗って磨いてみようかとアドバイスして見ましたが、効果無し。。。
その後、その他の箇所からもシワの部分からポロポロと、まるで厚化粧が剥がれてくるように剥離してくるようでしたので、とりあえずホーウィンのニックに相談してみることにしました。
「う〜ん、これは良く分からないなぁ。。。みたことがない。。。ほかにも画像ない?」とやり取りをしているうちに、「気になったので、オールデンのターロウさんに聞いてみたよ。簡単に直るから、オールデンまで直接送るか、購入したショップ経由で工場まで送ってくれってさ」ということでとりあえず送り返してみることにしました。
待つこと1週間、どころか1ヶ月ほど経った1月のある日、「ようやく帰ってきたよ!」と友人から連絡がありました。表面がポロポロと剥がれて悲惨な状態だったのが嘘の様にツヤツヤで綺麗になっています!
どうでしょう、シワが入ると多少白っぽくなるもんですが、それも消えてツヤツヤになっています。この事実からわかったことは、オールデンで何らかの表面処理をしているということですね。。。ということは、コードバンそのものの艶を楽しんでいるというよりは、私たちはコーティングのツヤを楽しんでいたのでしょうか?いや、そうはいっても、ホーウィンでは間違いなく磨いたあとツヤツヤになっていましたから、コードバン自体の艶ではあるはずなんですが。。。
購入したオールデンニューヨークに聞いても「ヒミツのレシピ」としか教えてくれなかったので、再度ニックに質問、というかまずはこの結果報告を。「僕らも詳しくは知らないけど大抵どこのメーカーも仕上げ処理をする様だよ。何らかのコーティングとワックスだね」とのこと。そういえば、ファクトリーにフルメンテを依頼すると再コーティングしてくれると聞いた記憶があります。何れにせよ、これで一件落着です!笑
0コメント