エスプレッソキャップトゥシューズ

ブランド：オールデン

モデル：エスプレッソキャップトゥシューズ (製造番号: 6J)

型番：N6506

色：Espresso

素材：コードバン

ラスト：バリーラスト

サイズ： 9 1/2 D

ショップ：ラコタハウス

正直このモデルが手に入るとは全く予想もしていませんでした。既に発売から時間が経っていますし、残念ながら初回ラウンドで連絡が無かった以上しょうがないかなと思っていました。というよりも、画像で見るとかなり色が濃く、#8とそれほど変わらないように見えたのでそれを理由に忘れようとしていました。#8アンティークもかなりカッコ良いし、それでいいや、忘れよう、と。。。笑

実際手に取り、明るいところで見ると「シガーを焦がしたような」なんとも雰囲気のある良い色をしています。染料が濃い為か、全体的にムラがあり、それがまた良い味を出しています。実に良い雰囲気です。。。

一方で、同じような明るい場面でも、光の加減で濃くも見えます。実に不思議な感じです。。。濃く見える時は#8に似ているように見えなくもないですが、この明るさで#8を見るともっと赤く見えるはずですので、やはり違います。深みのある、実に良い色です。

またこのモデルはバリーにリバースウェルトとなっており、アンティークソールの色が更にソールのワイドさを強調していて、非常にカッコ良いです。ソールはウォーターロックになっており、その為かオークソールのアンティーク仕上げよりも濃い目のような気がします。個体差もありますが、オークソールにアンティーク仕上げの場合、黄色味がかった明るい色になる場合がありますが、これはしっかりと焦げ茶色を維持しています。

更にライトの下で照らして見ると、毛穴も浮き上がって見え、透明感のある実に良いコードバンであることがわかります。ブラックや#8は、特に最近の#8は透明感というよりは全体的に濃く塗りつぶしたような色合いになっていますので、やはりこの透明感はレアカラーである証拠の一つと言えるでしょうか。

実に良いムラ感のあるコードバンです。ホーウィンのニックによると、このコードバンは滅多に作っていないようです。このムラの出やすさは、案外ウィスキー等の明るい色よりも顕著なのかもしれません。濃い染料を使うのですぐにムラになってしまうのでしょう。レアカラーの中でも相当にレアなものを手に入れてしまいましたが、カジュアルだけでなく、スーツなどにも合わせやすそうです。他のレアカラー同様、中々お気に入りのレアカラーは特に履くのに躊躇してしまうほど美しいですが、シワを入れた様子も見たいですね！